『 LEMO SHORT STORY 』

時計職人の息吹が宿る 『LEMO Connector』



スイスといえば皆さん何を思い浮かべますか?

山、ハイジ、チーズ、チョコレート そして時計。

スイス時計の素晴らしいデザインや高度な技術は世界的にも有名ですが、時計製造はスイス全土で行われているのではなく、スイスの北西部のフランスとの国境沿い、ジュネーヴからバーゼル間に横たわるジュラ山脈の麓の地域「ウォッチ・ヴァレー」と呼ばれる地域一帯で行われています。

『ロレックス』『フランク・ミュラー』など名だたる時計メーカーの本社や工房がこの地域に点在しています。

冬の訪れと共に深い雪に閉ざされるこの地域の人々は、昔、農作業のない厳しい冬の間を、時計部品を製作することで乗り越えていました。
その時計産業はクロックからウオッチへと進化し、職人の精密加工技術も同時に進歩を遂げていきました。

スイスでは、時計産業をベースにさまざまな機械加工や、精密加工技術の会社が発展していますが、『LEMO』もその1つです。


第二次世界大戦後、ヨーロッパで唯一、工場設備が無傷で残っていたスイスは、ヨーロッパの復興と共に様々な機械製造・精密機械工業の会社が生まれ、発展しました。
『LEMO』の創業者レオン・モゥテ氏も、時計職人として身につけた精密加工技術で『世の中の役に立つ新しい製品を創造する』という強い思いを抱き、1946年彼の故郷ジュラを後にして、小さな町モルジュにて事業をスタートしています。

レオン・モゥテ氏が開発した『LEMO』コネクタには時計職人として培ったエッセンスが多く含まれています。

基本となる部品(時計の場合ムーブメント)に様々なパーツを組み合わせてモデルを作り上げる『モジュール方式』

材料の削り出しから自社で一貫生産する『マニュファクチュールシステム』


そしてレモコネクタの外観の美しいデザイン性もスイス時計と同様、機能面の追求だけにとどまらないデザインに対しての美学へのこだわりが感じられます。

やや青みがかった真鍮クロムメッキ仕上げと『チョコレートブロック』の美しいデザインは、時がたっても古臭さを感じない、洗練された長い伝統が感じられるデザインなのです。



レモはスイスに4つ工場を持っていますが、そのうちの2つ 『セントコア』と『デレモ』の工場はジュラ山脈に位置し、近代的な工作機械を使用し、レモコネクタのコンタクト及びボディ等の金属部品の切削加工を行っています。
これら高精度に削り出された精密部品を組み合わせて『LEMO』コネクタは、小型プッシュプル・高密度・高精度といった基本的な特長をベースに防水・水中・高電圧などの様々なシリーズを作り上げているのです。



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vol.01 レモコネクタの誕生秘話

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